2026年3月1日日曜日

第46回 子供の腕が動かない!?焦らないための「肘内障」ガイド

皆さん、こんにちは!

「もっと知ってほしい骨のこと」ナビゲーターのちまです

​小さなお子さんのいるご家庭で、一番多い骨のトラブルを知っていますか?

実は「肩」よりも、圧倒的に「肘(ひじ)」なんです。

​「手をつないでいたら、急に泣き出した」

「腕をだらんと下げたまま、全然動かそうとしない……」

​これ「肘内障(ちゅうないしょう)」かもしれません。パパやママが焦らないためのポイントをまとめました!

​1. 肘内障って、どんな状態?

​大人の脱臼が「脱線事故」なら、子どもの肘内障は「骨が靭帯(じん帯)の輪っかに、半分挟まった状態」です

状態

脱臼(大人に多い)

肘内障(子供に多い)

イメージ

関節の「脱線事故」

靭帯が骨の隙間に「挟まり事故」

原因

強い衝撃で骨が完全に外れる

腕を引く力で骨が半分ズレる

特徴

変形や腫れが目立つ

見た目は普通だが動かせない


💡 ここで第12回をチェック!

お子さんの骨は大人に比べてまだ柔らかく、関節を支える靭帯も「ゆるゆる」なのが特徴です

大人の骨との違いについては[第12回 子どもの骨は大人のミニチュアじゃない?〜グングン伸びる秘密と、一生モノの土台作り〜こちら] で詳しくお話ししています 。ぜひ合わせて読んでみてくださいね

2. 「私の不注意で…」と自分を責めないで!

​肘内障は日常の本当にちょっとしたことで起こります

  • 歩行中: 転びそうになった子の手を、反射的にグイッと支えた
  • 遊び中: 「高い高い」で手首を強く持ってしまった
  • お着替え: 急いで無理に袖に腕を通そうとした

​これらは5歳くらいまでのお子さんには本当によくあること。自分を責めずに、まずは落ち着きましょう!

​3. 「肘が抜けたかも」と思ったら

​もしお子さんが腕を下げたまま泣き止まなかったら、この「2大原則」を守ってください

  1. 絶対に、無理やり自分で戻そうとしない! (骨折を見落としたり、神経を傷つけるリスクがあります)
  2. すぐに「整形外科」を受診する!

​お医者さんに「コトッ」と正しい位置に戻してもらえば、さっきまでの大泣きが嘘みたいに、その場でおもちゃで遊び始める子がほとんどですよ

💬 ちまのワンポイント・アドバイス

​肘内障は、骨や靭帯がしっかりしてくれば、自然と起きなくなります

それまでは、手をつなぐ時に手首ではなく「肘より上の腕(二の腕)」を支えてあげるのが、再発を防ぐコツです!

​今日のお話が、あなたとご家族の骨の健康に役立ちますように

お相手は、ちまでした!

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