皆さん、こんにちは!
「もっと知ってほしい骨のこと」ナビゲーターのちまです
「骨粗しょう症? まあ、年をとれば多少はね……」
「骨が折れるだけで、命までとられるわけじゃないし」
もしそう思っていたら、ちょっと待ってください
最新のデータが示す現実は、私たちが想像するよりもずっとシビアなものでした。今回は「数字」を通して、この病気の本当の姿を見つめてみましょう
1. 日本の「骨粗しょう症」予備軍は1,590万人
最新の推計データ[1]によると、国内で骨粗しょう症が疑われる人は約1,590万人にものぼります
特筆すべきは、女性のリスクの高さです
- 女性: 約1,180万人(約5.5人に1人)
- 男性: 約410万人(約15人に1人)
40歳以上の女性にとって、これほど身近で、かつ自分事として捉えるべき病気は他にありません
2. 1日に550人以上が「股関節」を骨折している
骨粗しょう症で最も警戒すべきは、転倒などによる骨折です
特に大腿骨(太ももの付け根)の骨折は、その後の人生を大きく左右します
- 年間約20万件: 日本では1日に550人以上が股関節を骨折しています[2]
- 1年以内の死亡率: 手術を受けた方のうち、約1割が「1年以内」に亡くなっているという衝撃的な報告があります[4][5]
「たかが骨折」では済まされない。全身の衰えを引き起こし、命の危険に直結する重大な事態なのです
3. 背骨の骨折は「70代女性の3割」が経験
股関節だけでなく、背骨の骨折も深刻です
厚生労働科学研究[3]によれば、以下の割合で背骨の骨折(椎体骨折)を経験しています
- 70代女性:約3割
- 80代女性:約4割
背骨が折れると姿勢が悪くなり、着替えや立ち上がりといった「当たり前の動作」がつらくなります。それがきっかけで外出が減り、一気に老け込んでしまう……という負のループが一番怖いのです
引用 iihone.jp
4. 放置されている「8割」の現実
これほど恐ろしい現実がある一方で、実際に適切な治療を受けている人は、対象者のわずか2割程度に留まっています[2]
「痛くないから大丈夫」と放置してしまうことが、自立して生活できる期間=「健康寿命」を大きく縮めてしまう最大の原因です
まとめ:40代から「骨の貯金残高」を意識しよう
骨粗しょう症は、早期に発見して対策を始めれば、骨折を防ぐことができる病気です
特に女性の方は、40歳を過ぎたら一度は骨密度検査を受けてみてください
「今の自分の数値」を知ることが、10年後、20年後のあなたを救う第一歩になります
今日のお話が、あなたの骨の健康に役立ちますように
お相手は、ちまでした!
【出典・参考文献】
- 日本生活習慣病予防協会:骨粗鬆症の推計患者数(2015年データに基づく)
- Suda, M., et al. (2024):Epidemiology of osteoporosis in Japan (ResearchGate)
- 厚生労働科学研究成果データベース:骨粗鬆症の疫学(有病率・発生率・危険因子)
- 徳洲会グループ:整形外科の病気:大腿骨頚部・転子部骨折
- Abe, K., et al. (2023):Deaths caused by osteoporotic fractures in Japan (Journal of Orthopaedic Science)
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