2026年10月4日日曜日

第14回 休みながらでも、前へ〜雲取山で知った身体の声に耳を澄ます登山〜

皆さん、こんにちは!登山ナースの「ちま」です😊


昨年から温めていた計画、日本百名山のひとつ雲取山へ行ってきました


今回のルートは、標高差約1500m、片道約10km

前日の仕事を終えてから出発し、深夜2時に駐車場へ到着

少し仮眠をとり、朝6時30分から登山を開始しました


富士山に励まされながら

序盤は「平将門迷走ルート」と呼ばれる、比較的歩きやすい樹林帯


師匠と歴史の話などをしながら、のんびり歩いていました

ところが尾根に出ると、視界が一気に開けます

そこに現れたのは、雨上がりの青空にくっきり浮かぶ富士山


思わず「よーし、ここから頑張るぞ!」と気合いが入りました

……しかし、その直後から本格的な急登がスタート


七ッ石山を登ったと思ったら、今度は大きく下ります

「せっかく稼いだ標高を返却するのか……」

登山をする人なら、この切なさ、分かってもらえるでしょう(笑)


両脚が次々につるというアクシデント

アップダウンを繰り返すうちに、右太ももの前側がピキッ

少し休んで歩き始めると、今度は左


右が落ち着いたと思ったら左

左が落ち着いたと思ったら、また右


思うように進めず、何度も立ち止まりました


そのたびに休憩し、ゼリーや行動食で補給

筋肉をなだめながら、一歩ずつ進みました

そんな私を励ましてくれたのが、ずっと遠くから見守ってくれていた富士山と、気持ちのいい尾根道でした


この尾根は、皇太子時代の今の天皇陛下も歩かれたことがあるそうです

そこで私は、この区間を勝手に「プリンスルート」と命名(笑)

足は悶絶しているのに、気分だけは高貴☆


そんな不思議な気持ちで歩き続けました


そして、雲取山山頂へ

ついに雲取山山頂へ到着!


雲取山は、東京都・埼玉県・山梨県の境界に位置する山です

この日は午後になっても空が澄んでいて、富士山や南アルプスまで美しく見渡すことができました


そして今回、私が「山小屋泊」を選んだことが大正解でした

日帰り登山なら、午後になると「早く下山しなきゃ」と焦る時間

でも今回は

「あとは山荘に泊まるだけ」

という安心感がありました


普段、仕事や時間に追われている私にとって、久しぶりに味わう「時間に追われない山」

これは何よりのご褒美でした


雲取山荘では、なんと豆炭こたつも体験

美味しい夕食をいただき、心地よい疲労感の中でぐっすり眠りました



翌朝4時

窓の外には、静かな山の空が少しずつ赤く染まっていく神聖な朝焼け


「あぁ、山小屋泊にして本当に良かった」


心からそう思いました


今回の山行で感じたこと


今回の山行を振り返って、改めて感じたのは


「休むことも、登山計画のひとつ」


ということ


前日まで仕事をして、ほとんど眠らないまま標高差1500mに挑戦

結果的に、脚がつるという体からのサインが出ました


もちろん、休憩や補給をしながら無理をしないことは大切

でも、それ以前に「自分の体を休ませる計画」も必要だったんですよね


山の計画を立てるとき、私たちはコースや時間、天気、装備を考えます


でも、

「自分はちゃんと休めているかな?」

という視点も忘れないようにしたいと思います


遠くの景色にたどり着くために必要なのは、特別な才能ではなく、

休んで、補給して、また歩き出すこと


その一歩一歩を支えてくれているのが、毎日黙って働いてくれている筋肉や骨です


今回の雲取山で、私は改めて「自分の体に支えられている」ということを実感しました


皆さんも、自分の足で、自分の目で


何歳(いくつ)になっても、見たい景色を見に行こう!


登山ナースのちまでした😊


【今回のエピソードを聞く】 

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